傾斜センサーによる斜面監視モニタリングのマーケット開拓コンソーシアム
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コンソーシアムの概要

背景と目的

  • 近年、気候変動の影響を受け、全国各地で土砂災害が多発し、激甚な被害が生じているが、対策としてハード、ソフトの取組が展開しているものの、被害が低減しきれていない。
  • 安価で設置が容易なIoT傾斜センサーによる斜面監視モニタリングのシステムが複数開発されており、斜 面崩壊の予兆をキャッチして早期警報を発令することで、その被害を低減することへの貢献が期待される。
  • しかしながら、このようなIoT傾斜センサーは国内および海外においても設置されている斜面はまだ少なく、実際に崩壊を捉えた事例も少ない現状がある。
  • そのため、IoT傾斜センサーによる斜面監視モニタリングの認知度を高め、その潜在マーケットを開拓して普及を図っていくことによって、社会の防災・減災に貢献することを目的とする。

IoT傾斜センサーによる斜面モニタリングとは?

 IoT傾斜センサーによる斜面モニタリングは、急傾斜地の崩壊(がけ崩れ)の危険性を監視するもので、IoT傾斜センサーを地中に埋設し、遠隔地からモニタリングによって、崩壊を予測しようとするものです。
 従来の目視や測量機材による点検よりも正確で、人の手がかかりません。また、地盤伸縮計などの方法に比べても、容易かつ安価で、リアルタイムの自動監視データをパソコンやスマートフォンで確認でき、崩壊の危険度に応じた警報を出すことができます。国内でも10社以上が開発しています。

目標

【上位目標】

斜面災害からの『逃げ遅れゼロ』を促進することで、人命・財産を守る。

【目標】

IoT傾斜センサーを用いた多点配置モニタリングによる防災ビジネスマーケットを開拓・拡大する。

【成果イメージ】

技術開発

  • 斜面の傾斜データの共有による斜面の挙動の傾向が把握される(斜面の健康診断へ)。
  • IoT傾斜センサーの適用性が明確になり、多点配置モニタリングが標準化される。
  • 斜面防災への適用の有効性が実証され、有識者や国の機関にオーソライズされる。
  • 管理基準値のオーソライズへの足掛かりが得られる。

市場開拓

  • IoT傾斜センサーによる斜面モニタリングの必要性・有効性の認識が広がり、認知度が高まる。
  • 多点配置モニタリング・情報配信システムの積算歩掛が整備される。
  • 国内の道路斜面、宅地斜面への市場が開拓される(公共予算、制度確立など)。
  • 海外展開の展望が開ける(ODA への適用の深化など)。
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